平成29年第3回区づくり推進横浜市会議員会議

2017-09-07 23:25:49 | カテゴリ:活動報告


個性ある区づくり推進費

本日(9月7日)、平成29年第3回区づくり推進横浜市会議員会議が開催されました。今回開催された内容は「個性ある区づくり推進費」という青葉区自主事業予算に関しての、平成28年度の決算状況についての報告質疑、平成29年度の執行状況について、そして平成30年度のに向けた「青葉区予算編成の基本的な考え方」の3点です。決算報告は、横浜市会で10月から決算審査が始まるのに合わせて、毎回この時期に報告が行なわれます。最終的には、議会での議決事項となります。青葉区の自主事業も議会で議決されて執行されていますので、年に4回開催される区づくり会議にて、市会議員と行政とで議論が行われます。

区づくり会議では、現状に対する課題の追及が行なわれたり、具体的な改善策の提案など市会議員から行なわれます。今日も私からもいくつか指摘、提案をさせていただきました。

・平成28年度決算ではヨコハマ3R夢プランの青葉区実績が目標に達することができていませんでした。一方では29度予算ではより高い目標が掲げられているにも関わらず、施策内容がほとんど同じであるため、改善策を講じないと目標の達成が難しいことを指摘し、改善を求めました。(H28決算資料P11、H29執行状況資料P106)

・ボランティア支援・育成事業として、「あおば花と緑のサポーター」への支援、育成の施策が取り組まれています。ソーシャルキャピタルの醸成という意味で重要な取り組みである一方では、新たな担い手の育成には大きな課題があります。今後担い手の発掘、育成を行なうためには、今関わっている人たちが、なぜ関わろうと思ったのかについて、よく把握することが、今後の展開についても重要ではないかと提案しました。区長からは、今後行う予定のアンケートにおいて、藤崎の提案内容も盛り込みたいと、方針が示されました。(H29執行状況資料P104)

・AOBAデジタル・アートミュージアム事業という、新規事業の取り組みがあります。「青葉区の魅力であるアート資産を活用し、青葉区のブランド力を高めていきます」というのが、事業目的となっています。とはいえ、青葉区の魅力はアートだけではありません。上述の花と緑のサポーターの皆さんの活動を始め、地域の景観を作るようなボランティアベースの活動も豊富で、青葉区の魅力はその市民活動の豊富さでもあると考えています。ホームページなどでアート資産を公開するだけでなく、アートに限らない青葉区の魅力(たとえば住民が作った公共スペースの花壇など)も、合わせて写真や、住所、位置情報を合わせて収集し、データベース化し、展開して欲しいと提案しました。区長からも、アートを幅広く捉えて、青葉区の魅力の発信に取り組みたいという趣旨が示されました。(H29執行状況P67)

・ポイ捨て禁止の啓蒙活動については、効果測定の重要性を提起し、その実施を求めました。今年度一部の駅前などに、ポイ捨て禁止のプレートが貼り出されています。啓蒙も重要ですが、ポイ捨てをしてはいけないことは、何十年も言われていることです。啓蒙活動はやりっぱなしになりかねません。ポイ捨て禁止となれば、ポイ捨てされているゴミの量で効果を測定可能です。横浜市でも一部、株式会社ピリカというゴミや環境問題に取組む企業と協力して、タバコのポイ捨てゴミの検証が行なわれています。青葉区においても、効果測定を実施し、より効果のある施策に予算を投じるべきと提案をしています。(H29執行状況P82)

以上を始め、いくつか質疑を行っています。青葉区の執行予算についても、議会の議決事項なので、市会議員としてしっかり問題点を指摘し、提案していきたいと思います。

<配布資料は以下リンク先から、PDFでご覧頂けます。>
平成28年度個性ある区づくり推進費決算状況

平成29年度個性ある区づくり推進費執行状況

平成30年度青葉区予算編成の基本的な考え方

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