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	<title>藤崎浩太郎 &#187; シンガポール</title>
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	<description>横浜をもっと元気に！横浜の魅力を世界に！　横浜市会議員（青葉区）藤崎浩太郎公式ホームページ</description>
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		<title>横浜市の照明デザインと都市ブランディング。面出薫氏参考人招致から。</title>
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		<pubDate>Tue, 05 Dec 2017 13:13:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[藤崎浩太郎]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[活動報告]]></category>
		<category><![CDATA[シンガポール]]></category>
		<category><![CDATA[夜景]]></category>
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		<category><![CDATA[照明デザイン]]></category>
		<category><![CDATA[観光・創造都市・国際戦略特別委員会]]></category>
		<category><![CDATA[都市ブランディング]]></category>
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		<description><![CDATA[11月30日、所属している「観光・創造都市・国際戦略特別委員会」が開かれました。今回は建築照明デザイナーの面出薫氏を参考人（講師）としてお招きして、「歴史的都市と建築の照明デザイン」というテーマでお話いただきました。面出 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>11月30日、所属している「観光・創造都市・国際戦略特別委員会」が開かれました。今回は建築照明デザイナーの面出薫氏を参考人（講師）としてお招きして、「歴史的都市と建築の照明デザイン」というテーマでお話いただきました。面出氏は、東京駅丸の内駅舎の照明や、シンガポールの中心市街地における照明マスタープランの策定、大阪市の光のまちづくり推進委員会などでご活躍される、高名な方です。先生からのお話で印象的だったのは、照明デザインは観光施策として行われることが多いが、観光は半分で、もう半分は住民の誇りにつながるような取り組みが重要だという指摘です。</p>
<p>　※特別委員会全体の様子は、こちらのリンク先からご覧ください。<br />
　　<a href="http://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/?tpl=play_vod&#038;inquiry_id=6112">横浜市会インターネット中継</a></p>
<p>私もこれまで文化観光局等とは、照明や夜景、水辺空間の活用にもっと力を入れて、都市の魅力づくりにつなげるべきではないかと議論を行ってきました。観光消費額をあげて、横浜市の経済を活性化させようと、様々な施策が行われています。そのためには、滞在時間を長くし、夜食事をしてもらい、横浜市に宿泊してもらう、という行為を増加させることが必要です。</p>
<p>先生の講演後の質疑においては、<br />
・照明デザインによって観光客の動線を作り出すことが重要ではないか。<br />
　そうしたことが可能かどうか。<br />
・昼の光はコントロールできないが、夜の照明はコントロール可能であり、<br />
　都市ブランディングにとって他都市との差別化が可能であり、<br />
　横浜市の魅力づくりに重要ではないか。<br />
・市民の誇りになる夜景づくりが、ひいては観光にもつながると考えるが、<br />
　投資を行うには、経済効果をどう考えるといいか。<br />
といった質問を行いました。</p>
<p>以下、質問１〜３は質疑の要約です。</p>
<p><strong>質問１　動線について</strong></p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px dotted #f5f5f5;padding:5px;">
<strong>藤崎</strong>　横浜の夜景や水辺を活かすには、照明は欠かせないと考えています。シンガポール・リバーも色んなお店が並び、照明で照らされ、大勢の方が歩き、その先に何があるのだろうと、つい歩きたくなります。その先に行くとクラークキーがあり、キレイな明かりで照らされ、水面に反射し、なんとも言えない夜の空間を演出されていることが印象的でした。横浜の経済を考えると、観光による消費を生み出すことが重要だと考えています。横浜の魅力を伝えるために、照明を用いて、人の動線を生み出していくことが、今後必要ではないかと考えている。照明によって、動線を生み出していくことは可能なのでしょうか？<br />
<strong>面出氏</strong>　とても大切なポイントを言っていただいた気がします。どこの都市に行っても、案内がなくても、光で導くことはとても大切なことだと思います。ホテルなんかでも、場の連続性を考えて、動線を作っていく。横浜のように沢山の魅力があるところでは、夜の回遊性を考えると、光で自然に導かれていくという作り方をすることが大切。自然に目線を誘うような作り方を、考えている。「ここに行きなさい」という矢印ではなく、自然に足が向かう作り方を、街ぐるみで取り組めると素晴らしい。</p>
<p><strong>質問２　都市ブランディングにおける照明について</strong></p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px dotted #f5f5f5;padding:5px;">
<strong>藤崎</strong>　みなとみらいのスカイラインなどは、横浜市の素晴らしい都市計画・開発であったが、その先に進めるには先生のご指摘のような取り組みを行うことが、横浜市のこれからの都市ブランディングにとって重要だと考えます。昼の太陽の光はコントロールできないが、夜の照明はコントロールができるもの。海外から「横浜の夜景を観たい」と思ってもらえるような光を作り出すことが、今後の横浜市にとって重要ではないかと考える。シンガポールにおいて都市ブランディングにおける、光の位置づけについて教えてください。<br />
<strong>面出氏</strong>　シンガポールは50年前の汚い街から、リー・クワンユーによって川をキレイにしたりと、色んなことが取り組まれてきた。僕たちは50年のシンガポールがどうやって光とともに建設されたかの年表を作り、これから50年先どっちに行くのかを考えた。暑い国であるシンガポールでは日中にはあまり外に出ない。夕暮れになると子どもが遊び出したりする。赤道直下の国では「この人達は影を求めているんだ」と、昼間はキレイな影を作ることが大事なんだということで、そのために緑などが用意されている。すごく大切なアクティビティは、夕方から夜にある。日が暮れた後にどういう街づくりができるか、がテーマになってきたことがあり、早くから「シンガポールでなければできない夜景を作りたい」ということを潜在的に考えていた。気候風土と共に、シンガポールが世界中に胸を張れるのは夜の景色だということを、リー・クワンユーの時代から培ってきたのではないか。昼は太陽の光によって隠しようがないが、夜は意図を持って「こうしたい」という景色をデザインできる。</p>
<p><strong>質問３　市民の誇りと経済効果について</strong></p>
<p style="background-color:#f5f5f5;border:1px dotted #f5f5f5;padding:5px;">
<strong>藤崎</strong>　先生の冒頭の話では、半分は観光であり、半分は住民の誇りだということがありました。横浜は東京の周辺の住宅街として栄えてきた部分と、開港から160年近い港町として栄えてきた他の都市では得られないアイデンティティを持ってきた部分があります。横浜らしさを活かしていくには、「俺の住んでる横浜の夜は凄く良いんだよ！」と住民が誇れることの先に、横浜の成長があるのではないかと考えます。横浜であれば、都内で17時か18時に仕事が終わった後に食事に行ける距離にあることは横浜の長所。折角だから横浜で打ち上げをしようとか、横浜の夜景の中で食事をしたいから、今日の会議は横浜でやりましょうとか、そいうことが可能なのが横浜。そのためには、市民が、住民が、働く人達が、「横浜って良いんだよ」と言える夜景が重要ではないかと考えます。そのための投資を市だけでなく、民間企業も一緒に行っていくには、経済効果をどう考えておくと、市民にとっても、観光としても、横浜の照明に力を注げるのかを、教えてください。<br />
<strong>面出氏</strong>　やっぱり「面出さん、それやるとどのくらい観光客来ますか？」と聞かれる。リヨンでも、ストックホルムでも光を使ったイベントが行われている。観光という意味では日常的なものではなく、フェスティバルのようなものを、スマートに365日に細かくプログラムされたり、ウィークエンドに変化をさせたりすることで、「行ってみたいな」という仕掛けは必要だと思う。ただちょっと間違えると、レーザーがバンバンでるようなものになってしまうが、観光客には良いが、毎日見ている人はうんざりしてしまう。それは横浜らしくない。スマートな、横浜に行ってみたいと思われるような、光のイベントや、アートワークも必要かもしれない。時系列のものを入れていくとプラスになるのではないか。大阪でも「光の歳時記」といって、1年の季節がかわる中で、紅葉の木をライトアップするだけでなく、光、明かりにまつわる色んなことが細かくある。「横浜というのは明かりが沢山仕込まれている、魅力ある明かりを見に行こうという」ストーリーづくりというのがあるのではないかと思います。</p>
<p>これらの質問は、これまで市とも議論を行ってきたポイントでした。</p>
<p>・横浜市会平成29年度第2回定例会一般質問より<br />
　<a href="https://www.fujisakikotaro.jp/blog/activity/entry3309.html#11">11　観光都市としての魅力づくり　質問32部分　</a></p>
<p>・文化観光局平成28年度決算審査より<br />
　<a href="https://www.fujisakikotaro.jp/blog/activity/entry3414.html#5">５　コンテンツとの連携による魅力づくり　質問17部分</a>　</p>
<p>先生のお話や、特に質疑において、我が意を得たり、とも言えるような議論ができて、得るものの多い委員会となりました。文化観光局と都市整備局からも職員が出ていたので、今後の議論にもプラスになると良いなと思います。</p>
<p>藤崎から面出先生への質疑の動画はこちら<br />
<iframe width="300" height="169" src="https://www.youtube.com/embed/1ono6DCQB8E" frameborder="0" gesture="media" allow="encrypted-media" allowfullscreen></iframe></p>
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		<title>シンガポールの成功要因</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Apr 2012 06:27:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[藤崎浩太郎]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[活動報告]]></category>
		<category><![CDATA[シンガポール]]></category>
		<category><![CDATA[リーダーシップ]]></category>
		<category><![CDATA[実行力]]></category>

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		<description><![CDATA[日本企業の国際展開を阻害する要因は、日本人である。 シンガポール視察2日目は、JETRO、シンガポール日本商工会議所、CLAIR（財団法人自治体国際化協会）、クロスコープシンガポールを訪れました。2日目は全て、現地の日本 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div>
<div><strong>日本企業の国際展開を阻害する要因は、日本人である。</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>シンガポール視察2日目は、JETRO、シンガポール日本商工会議所、CLAIR（財団法人自治体国際化協会）、クロスコープシンガポールを訪れました。2日目は全て、現地の日本人にヒアリングを行いました。そして冒頭に記載した言葉は、ある日本企業の人が発言したものとして聞いた言葉です。</div>
<p></p>
<div>今回のシンガポール視察では、シンガポールが如何に合理的に考え、政治がリーダシップを発揮しているか、ということを何度も耳にします。シンガポールは独立の前から含めて50年間で毎年平均7.8％成長。2000年代でも5％を超える成長率。直近の20年間でも名目GDPが4.3倍に成長しているといいます。シンガポールは働きやすい国としても世界トップクラスであり、低い法人税などによる外資系企業の誘致や、相続税を設けないことなどにより世界の富裕層を集めることに成功をしています。とにかく沢山の優秀な企業や人材、富裕層に集まってもらい、税率は低くても大きなお金を動かし、経済を発展させようとしている国です。シンガポールの成功要因は3つあるという説明を聞きました。1つは政治のリーダーシップ、1つは優秀な官僚主義、もう1つは経済政策です。</div>
<p></p>
<div><strong>政治のリーダシップ</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>この「政治のリーダシップ」は政治家というよりは、首相のリーダーシップです。シンガポールの初代首相、リー・クアンユーは「シンガポールが、今もそうであるが、かつて如何に脆弱であり、我々を取り巻いていた数々の危険、その中で成功することが如何に至難なことであったかという点を国民は理解するべきである」という言葉を、何度も発言していると言います。シンガポールの意思決定では、とにかく他国の歴史や政策をよく研究し、シンガポールに落とし込む作業を行っているなという印象を持ちました。例えば、都市国家。これまでの歴史上都市国家はいくつも存在し、反映した国もあったものの、現在でも生き残っている国はないと。また民主主義についても、西洋文化の素地が無ければ民主主義は成立しないし、どの国も経済発展の後に民主主義があり、民主主義によって経済が発展することは無い、という分析をしてきています。</div>
<p></p>
<div>1965年の独立以来、こういった考えに基づき、独裁的で、言論統制もしかれ、結社の自由も無いなど、日本では考えられない政治制度の下で、著しい経済成長を遂げていきます。とはいえ、政治・行政の汚職は徹底的に排除する取組みも行われ、「腐敗認識指数」では世界トップレベルの清廉さ維持しています（2009年では3位。日本は17位。）。上述の「働きやすい国」を実現するために、シンガポールではアジア諸国では横行する贈収賄を排除してきました。その方法は「疑わしきは罰する」であり、「賄賂提供者の逮捕」です。何もしていなかったことを証明することは非常に難しいので、贈収賄をしないどころか、リスク回避のために誤解されるような行為もとられなくなります。また賄賂を提供されたら、拒否をするとともに逮捕しなければならないので、簡単には賄賂を提供することができません。</div>
<p></p>
<div>一方脆弱性を克服するために、唯一の資源として人材育成に注力したり、外資を積極的に受け入れたりしてきています。日本の政治制度や欧米の政治制度とは異なる体制を築き、政治体制としては一線を画していますが、働きやすい国であり、腐敗も少なく、何より経済を発展させている。自国の弱みを認識し、長期的な戦略を描いてきた、首相のリーダーシップあってのことと言えます。</div>
<p></p>
<div><strong>優秀な官僚主義</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>シンガポールはエリート主義の強い国でもあります。幼稚園から競争が始まり、小学校4年生でエリートコースに乗れるか乗れないかがほぼ決定してしまいます。良い中学校、良い高校、そして良い大学（国立大学）に入り、その中でも優秀な人だけが官僚になれます。そして優秀な官僚の中から、政治家の候補が選抜されます。官僚は厳しい競争下で優秀な成績を収めなければなりませんが、そのインセンティブは高い給料です。30代の前半では2000万円以上の給料を手にし、44〜45歳で国策企業に転出すると、1億円を超える収入になります。こうしたエリートが政府内外でリーダーシップを発揮し、経済を発展させています。シンガポール政府が採用する、リーダー資質の見極め方法に、「ヘリコプター資質」という物事を俯瞰的に捉える能力があります。⑴分析力、⑵何をできるか見極める力、⑶創造力、の3つを含みます。リーマンショック直後にシンガポールでは、シンガポール人を一定数雇用している企業には、4半期毎に給与の一部を政府が負担する施策を実施していますが、こうした突然の変化に対して即応できるのは「ヘリコプター資質」によるものでしょう。</div>
<p></p>
<div>また、シンガポール政府がこれまでに大きな失敗政策を行っていないという指摘もありました。官僚が優秀だから、という指摘はもちろんありましたが、もう1つ重要な指摘がありました。官僚は非常に高い給料をもらっている訳ですが、一方でボーナスは変動制になっています。その変動の根拠が、GDPです。すなわち、国を成長させられればボーナスが増え、停滞させれば減少する。日本の様に、決められたルールに従ってボーナスが出るというわけでは無いのです。当然と言えば当然のことですよね。</div>
<p></p>
<div><strong>経済政策</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>経済政策で特徴的なのは、⑴外資の呼び込み、⑵国策会社の存在、の2点が重要です。シンガポールの法人税は17％であり、日本の約40％、中国25％、韓国約24％などと比較しても、低い水準になっています。また、輸出額が多いとか、研究開発を行っているとか、様々な税率低減措置もとられ、場合によっては法人税が10％を下回ることもあるそうです。その結果、多くの外資系企業がアジア統括の拠点をシンガポールに配置するようになっています。日本企業は、商工会議所に加盟している数で740社。加盟していない企業を含めると1,200とも、数倍とも指摘されています。シンガポールで国籍を取得するには、年齢や所得が重要な審査対象で、40代までの高所得者でないと認められないといいます。自国経済に寄与する外国人は歓迎するが、寄与しない人は必要ない。狭い国土で、資源の無い中で、人材こそ資源という認識から、合理的に審査が行われています。</div>
<p></p>
<div>シンガポールの国策会社（GLC:Government Linked Company）は、もともと公共機関だった組織を民営化したものです。民営化の1つの例はチャンギ空港です。チャンギ空港は現在、世界で16程度の空港を運営を行っています。自国の空港運営において経験を積み、民営化し、そのノウハウを海外に販売する。他にも港湾運営のノウハウを海外で展開する企業もあるそうです。シンガポール政府の経済政策の取組みは、大きな外資に来てもらうと同時に、自国企業を海外展開させることにも力点を置いています。</div>
<p></p>
<div>上記では、外資とか国策とか、大きな企業ばかりに触れましたが、もちろんシンガポールにも中小企業があります。中小企業の支援策と言えば、横浜市経済局もそうであるように、融資や補助金による支援が中心となっています。シンガポールでも中小企業支援として補助金が用意されていますが、「生産性」に重きを置いた策となっています。企業を成長させるためには、生産性の向上が重要であり、そのために必要なコストを負担する。生産性を向上させるためには、人材への投資が必要であり、研修などの費用を負担する。また、研修を行う事によって業務にあたる人材が一時的に不足するのであれば、その穴埋めに必要なコストを負担する。その代わり、生産性の向上を果たせなければ、補助は打ち切りになります。また、この生産性については労使間でも認識が共有され、「この生産性では賃金を上げられない」という発言が、労働組合側から出てくると言います。</div>
<p></p>
<div><strong>人材の育成・確保</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>ここまで、政治、官僚、経済が成功の要因という面からレポートを行ってきましたが、「人づくりに成功したのがシンガポールの最大の成功要因」という指摘もなされました。結局は3要因を支えるのは、全てが人であると。シンガポールでは1つには幼稚園から始まるエリート教育・競争という国内での人材育成と、もう1つには大きな企業と高い給与による周辺国からの優秀な人材の流入という、2つの面での人材育成・確保が行われています。小学校では語学教育（英語と母国語の2カ国語を習う）と数学に重点が置かれます。この実学主義な教育環境のもと、小学校5年生に進級する際に、この語学と数学の成績に基づき3ランクに分けられ、トップのランクに入れなければ、レベルの高い中学校に進学できず、その結果、良い大学に入るのが困難になります。小5で人生が大きく決まってしまうというのです。こうして競争に晒されながらも、国立大学に進学したり、海外の有名大学に国費で留学したような優秀な人材が国家を支える事になります。</div>
<p></p>
<div>また一方では、国籍取得の件でも触れましたが、国外の優秀な人材を確保する事にも熱心です。周辺国よりも給与水準が高いので、同じ仕事でもシンガポールの方が稼げるため、優秀な人材が集まります。シンガポールの出生率も低く、1.2％となっています。そうした中で優秀な「国民」を増やすために、国籍取得は容易ではありません。たとえシンガポール人結婚したとしても、所得が低いと国籍取得は容易ではないと言います。その一方で、優秀な人材が国外に流出するという課題もあります。英語ができて、高い教育を受けていると世界で戦えるので、国費で留学しても帰って来なくなるケースがあり、社会問題にもなっているといいます。</div>
<p></p>
<div>海外からの人材確保も問題を抱えていて、2011年には選挙で与党が議席を減らしたことを受け、外国人のビザ発給の制限が行われ始めたそうです。1つには外国人がシンガポール人の雇用を奪っているのではないかということ、もう1つには最低賃金の無い単純労働者が周辺国（マレーシアやインドネシア）より流入することで、シンガポール人の給与水準を引き下げているのではないか、という国民からの声によります。</div>
<p></p>
<div><strong>まとめと日本の課題</strong></div>
<div><strong><br />
</strong></div>
<div>今回お話を伺った方々からは、日本「人」に対する大きな危機感が伝わってきました。冒頭の「日本企業の国際展開を阻害する要因は、日本人である。」という言葉の意味は、1つは国際展開を反対するのは日本の本社に勤務する日本人であり、もう1つには日本人を海外の事業所に配置しようとしてもふさわしい人材を見つけられない、という2つの側面を持ちます。日本企業は過去の成功体験に縛られているという指摘もありました。行政に対しては、他国や他自治体の研究を熱心に行っているが、実行に至らないという指摘もなされました。</div>
<p></p>
<div>シンガポールは一党独裁状態にあります。日本の政治体制とは仕組みが異なりますので、一概には比較できないとはいえ、①政治の強いリーダーシップと、それに伴う迅速な意思決定力があり、②1971年に発表された長期計画（コンセプトプラン）の維持と、見直しが継続的に行われていること、③他政府の事例等を学びながら、良いところと課題を抽出し、シンガポールに合った形に組み換え実行すること。この3つの力がシンガポールと日本の差なのではないかと、感じました。</div>
<p></p>
<div>シンガポールでは今でも国をより豊かにするために、開発も行われています。近年ではマリーナベイサンズという複合型リゾート施設も注目を集めましたが、2012年中にはガーデンズ・バイ・ザ・ベイという大型の植物園も誕生する予定です。オフィス街のビルも、築10年程度でも建て替えられることもあると言います。小さな、資源の無い国が生き残り、成長し続けるために、走り続けています。<a href="https://www.fujisakikotaro.jp/blog/activity/entry906.html">上海での英語教育視察</a>でも感じたことです。より良くなろうと、走り続けていました。</div>
</div>
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		<title>シンガポール視察1日目：シンガポールZOO</title>
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		<pubDate>Tue, 10 Apr 2012 17:19:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[藤崎浩太郎]]></dc:creator>
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		<description><![CDATA[シンガポール視察第1日目は、シンガポールZOOを訪れました。横浜市内には、ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園という３つの動物園があります。しかしながら、この３つの園を観光資源として十分に活用できていないのではないか。ど [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>シンガポール視察第1日目は、シンガポールZOOを訪れました。横浜市内には、ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園という３つの動物園があります。しかしながら、この３つの園を観光資源として十分に活用できていないのではないか。どのようにしたら、多くの観光客に訪れてもらえる、魅力ある園にできるのか。そういった問題意識から、訪問しました。（シンガポールZOOはシンガポールの有料観光スポットの中で第３位の来客数（2009年）です。）</p>
<p>まず何よりも驚いたのが、徹底したマーケティングが行われていることです。シンガポールZOOをはじめ、ナイトサファリ、バードパークの３園をワイルドライフ・リザーブ・シンガポール（WRS）が運営をしています（年内にリバーサファリが完成予定なので、それを含めると4園）。WRSには約５００名のスタッフが居るということですが、その中には22名のマーケティング担当者がいて、広告・プロモーショングループ、スポンサーを探すグループ、広報・IRグループの３つに分かれています。また営業部門には１６人のスタッフがいます。この体制の中で、３園それぞれの強みや課題、ターゲット、広報メディアの選択などが行われています。バードパークは子ども連れの家族がターゲット、ナイトサファリはティーンエイジャーからその上の世代、シンガポールZOOは子ども連れ家族と、マレーシア人、といった具合です。一方例えばナイトサファリの課題は料金が高い、暗いなどといったことが挙げられていました。こうした分析に基づき、3園は明確な棲み分けが行われています。</p>
<p>徹底的に分析された情報をもとに、広報活動も工夫が凝らされています。例えば広告の配置では、まず飛行機の機内に広告があります。次に手荷物受取所での広告。そして空港のホール、タクシーの中、道路沿いの広告、ホテル内、オーチャードロード、その他観光地という順序で、シンガポールを訪れる観光客が、あらゆるポイントで動物園の広告を目にするように導線を築いています。また個人旅行客が多い国と、パッケージ旅行が多い国の分析もされています。マレーシアやオーストラリアは個人旅行が多いので、当該国でTVCMを放映したり、旅行雑誌に広告を掲載したり、インターネット広告に注力したりと、マスメディアを活用する戦略が取られています。インターネット広告では、最近増えているLCC（格安航空会社）のWebサイトでの広告や、SEM（サーチエンジンマーケティング）の活用が行われ、eDMで8万5千人にイベントの案内を送ったりしていました。一方、パッケージ旅行の多い中国や韓国などに対しては、観光局と協力したプロモーションやプレスカンファレンスを用いているということでした。これらの取組みの結果、3園は黒字経営を続けていると言います（バードパークは以前赤字だった）。WRSにはシンガポール政府の出資は無く、完全に民間と同じ経営が行われ、納税をしているということでした。</p>
<p>また、教育にも力を注ぎ、学校や教育省と協力なタイアップを行っているということでした。私たちが訪れたときも、複数の学校の小学生が来園していました。子ども向けには学習用のドリルなども用意されていました。園内のあちこちで、一生懸命ドリルに取組む子どもたちを見かけました。私たちも園内を見学させて頂きましたが、動物との距離が近いこと、園内を回るトラム用に通路が広くとられていること、独特の臭いがしないこと（1日2回の清掃と、消臭剤の効果）、案内板やゴミ箱まできめ細やかに世界観の統一が計られていることなど、参考になることが沢山ありました。</p>
<p>そして、もう１つ重要なポイントが、シンガポールZOOも横浜のズーラシアも、どちらもアメリカのサンディエゴZOOを参考にしてつくられているということです。ヒアリングを行ったマーケティングの方からは、シンガポールZOOの設計段階でどこかの動物園を参考にしたかは分からないということでしたが、運営においてはサンディエゴZOOをベンチマークとして、マーケティングや人材育成を行っているということでした。一方ズーラシアは、設計こそサンディエゴを見習っていますが、残念ながらマーケティングや人材面は、そのノウハウを十分に見習えていないというのが現状です。今ある資源を把握し、磨き上げ、発信し、集客力を高める。その為に必要なことを行う。そういったことが横浜市の動物園にも求められています。</p>
<p>（※写真やリンクなどは帰国後更新予定です。）</p>
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