先日の日曜日には、地元あざみ野中学校で行われた地域防災拠点の訓練に参加してきました。地域防災拠点は、震災時に家が壊れるなどして住むことができなくなった方々が、一時的に避難する場所として、青葉区内の39か所の小中学校が指定されています。
訓練の内容は、①仮設トイレの設営、②地下貯水槽の使い方、③消火器の使い方、など。非常時は、消防署の設備にも人員にも限りがあるため、全ての被災地に迅速に隊員の方が到着するわけではありません。一時的には、自分たちでしのいでいくしかないんです。
特に重要なのは、水。一般的には水道の復旧には3日間かかるということになっていて、あざみ野の貯水槽も1日1人あたり3リットル水が必要と換算して、約6000人分程度の水が用意されています。とはいえ、必ずしも全員に行きわたるとは限らないので、家で蓄えを用意しておくことが重要です。
災害が無いに越したことはありませんが、関東大震災もいつ発生してもおかしくないとも言われます。万が一が起きた時には、私たちは防災拠点で暮らすことになります。その場合、行政サービスなどは全く期待できませんから、全てを被災者同士で協力して行わなければなりません。
ここで重要なのが普段の近所づきあいだと思います。
場合によっては、全く見ず知らずの方と同じ屋根の下、同じ釜の飯を食べることになります。実際現場に入れば、全員が当事者ですから、人任せにはできません。その時に、普段からのお付き合いがあれば、コミュニケーションも楽ですし、様々な作業も迅速に進みます。最近は個人情報の絡みもあり、なかなかご近所の情報が得られなくなっています。でも、地域・近所の付き合いの根本には「困った時にはお互い様」があると思います。
普段から近所づきあいを密にしつつ、地域活動を積極的に運用することができれば、非常に自立した地域を確立できます。地域が自立できれば、防災だけでなく、地域経済や子育て、介護など地域内で様々な問題に対応できるようになると思います。
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