共通投票所の駅周辺、商業施設への設置を提案。R6選挙管理委員会予算。

2024-03-17 16:56:59 | カテゴリ:活動報告


藤崎浩太郎

2024年3月4日、横浜市会令和6年予算度第二特別委員会におきまして、総務局・デジタル統括本部の審査を行いました。

1 駅前や大規模商業施設への共通投票所設置について

中継動画はこちら。

以下、藤崎浩太郎の質疑部分を抜粋した中継動画と、その文字起こしです。
(※議事録ではないので、実際の内容とは若干言い回し等が異なります。)
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1 駅前や大規模商業施設への共通投票所設置について

駅前や大規模商業施設への共通投票所の設置について伺ってまいります。先ほど来投票率の問題、議論がありまして、 横浜市会議員選挙ですと40パーセント台前半の投票率、市長選挙でも50パーセントを下回り、国政でも50パーセントを下回ることが出てきてしまっているという状況があります。低投票率は、皆さん、ここに座ってる皆さん、大きな問題だというふうに捉えていらっしゃると思いますし、高い投票への参加を実現できるよう、常に投票率向上の対策を講じ続ける必要があるとか考えますが、そこで、

質問1 近年の投票率の推移と選挙管理委員会としての課題認識、伺います。
小磯事務局長 よろしくどうぞお願いいたします。 市議会議員選挙の投票率でございますが、昭和62年の投票までは50パーセントを超えておりました。平成3年以降は50パーセントを下回ることになり、直近3回の選挙はいずれも42パーセント台と低投票率の傾向にございます。投票率につきましては、 候補者や選挙の争点、天気等、様々な事情が影響するものと考えられますが、民主主義の根幹でございます選挙は多くの方に参加していただくことが重要であるため、選管といたしましても低投票率は重大な課題であると認識してございます。そのため、引き続き、明るい選挙推進協議会や関係機関と連携しながら、機会を捉えた効果的な啓発に努めてまいります。

はい、ありがとうございました。様々な要因があるということも今ご答弁の中ありましたが、投票行動に関する先行研究を拝見していきますと、投票所の数と投票率の因果関係なんかも示されてきました。投票所が増えれば投票率が上がり、投票所が減れば投票率下がるというもの、また、投票時間が短くなると投票率が下がるといったデータも示されています。

これまで私が提案してきた中には、駅前、駅近くでの期日前投票所の設置というものがありまして、これに対して、青葉区の青葉台の駅前の商業施設直結の場所にですね、期日前投票所が設けられて、青葉区では3か所目の期日前投票所という形で増設がされています。一方ですね、昨年4月の統一地方選挙においては、この青葉台の期日前投票投所が土曜日の開設を取りやめて平日のみとなりました。この背景には、投票者数が多くて現場が混雑して整理が大変だったということがあると伺っています。他にも、これまで戸塚区で商業施設に瀬谷区で、駅直結の区民文化センターに期日前投票所が設けられてきましたが、そこで、

質問2 期日前投票所を商業施設や駅近くに設けたことの効果を伺います。
小磯局長 委員ご指摘の青葉区で青葉区につきましては、平成31年の統一地方選挙から新たに青葉台駅前の商業施設に期日前投票所を3日間設置し、約7500人の方が投票されました。1日あたりの投票者数を区役所の期日前票投所と比較すると、約2.2倍となってございます。 また、戸塚区で、平成28年参議院選挙から東戸塚駅前の商業施設に移転し、投票者数が約1.8倍、瀬谷区では、令和4年参議院選挙から瀬谷駅直結の区民文化センターに移転し、約2.1倍となってございます。この要因といたしましては、有権者の利便性向上が図られたものと考えてございます。今後も、より利便性の高い施設へ、施設への設置について市と区の選管で検討してまいりたいと考えてございます。

はい、ありがとうございます。投票率が、投票者が増えたということで、ちなみに

質問3 投票率のプラス効果というのは見えたとこありますでしょうか。
小磯局長 先ほどお話ししました通り、投票率につきましては色々な要因がありますので、記述前票投所の増加がそのまま投票率に直結して反映されてるかということにつきましての私どものまだ分析もできてない状況ですので、ここでお話しするということはなかなか困難でございます。

ありがとうございます。来年度予算で色々研究されていくということで、人流なんかも把握されるようなお話ありましたんで、投票率の因果関係なんかも、ぜひですね、合わせて見ていっていただきたいと思います。投票しやすい環境整備についてはですね、体調ですとか年齢ですとか、障害の有無とか、様々な投票の困難性を小さくして、投票機会の拡大、そして投票率の向上につなげる重要なポイントだというふうに考えています。

そうした観点から、これまで共通投票所の設置が横浜市において効果的だと考え、提案してきました。私は2019年10月に提案していたというのをさっき確認して、私の時は情報収集で、その後検討で、今回研究が始まるということで期待をしてるところです。 先ほどね、事務局長のご答弁の中では、自分にとって投票しやすい投票所を選択できることが重要であるというお話ありました。やはり駅前投票所もですね、駅前の期日前投票所なんかも、そして投票所もやっぱり生活の動線上にあるということが1番大きなポイントだというふうに思います。同じ投票期間を設けていても、投票所の場所が変わることで投票者が増えていくというのは、やはりどこにあるかというのは生活動線上にあるということを何より重要じゃないかと考えます。

そうした視点から、駐車場の豊富な大型商業施設に共通投票所を設置できれば、緑区とか都筑区とか青葉区とか超えて、商業施設に行くなどよくありますので、そういった区域を越えた大勢の方が集まりやすい、そして買い物のついでですとか、車で移動するのが楽だという方にとってもメリットが出ると思います。また、駅前や駅近くに共通投票所を設置できれば、交通結節点であるとか、バスを使って通勤通学をする途中だとか、買い物のついでですとか、そういった生活動線の中で立ち寄る、わざわざ投票のために1回出かけなくていいというのが大きなメリットに繋がると考えます。そこで、

質問5 大型商業施設や駅前、駅近くに共通投票所を設置すべきと考えますが、見解を伺います。
小磯事務局長 共通投票所の導入につきましては、まず、現状の区内全ての投票所を共通投票所とする方向で検討をしていきます。これにより、有権者の皆様は、ご自身の生活圏内にある利用しやすい投票所を選べるようになると考えます。なお、大型商業施設や駅近くの施設の設置につきましては、将来的には投票区域やまた投票所設置場所の見直しと合わせて検討し、投票環境のさらなる利便性向上を目指してまいりたいというふうに考えます。

はい、ありがとうございます。将来的にということなんですけど、共通投票所研究まで4年かかったわけですね。私が言って4年。将来的に言われてまた4年、5年かかると、だいぶ先になっちゃうなと思います。ですんで、ちょっとお伺いしておきたいのは、将来的にというのがいつなのかということ、ないしは、将来的にやるよりも、やはりデータを取っていくって話、データを分析していくという話しましたから、生活圏内のデータだけじゃなくて生活動線上のデータも合わせて取るために、

質問6 商業施設、駅前での設置、同時に進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。
小磯局長 はい。まずは、共通投票所につきましては、あと共通投票所ができる環境が整えられるかっていうのがまず第一だと思っております。それを受けまして、できるということになりましたら、投票所の位置だとかそういったものについても合わせて研究しながら実施ができればと考えております。ただ、今の段階で言いますと、区内には630の投票所がございます。これは他の政令市に比べまして非常に多い投票所という風に全国的にも評価されているところでございまして、この今ある投票所の資産を活かしながらまずは実施していきたいというのが 私どもの考えでございます。

ありがとうございました。ここは大久保副市長に、最後ちょっと伺っていきます。
事務局長の立場から言うと、よくわかります。予算も少なくて、やることもたくさんあるというのが見えてしまうんで、日本で1番有権者多いわけですから、投票所も多いと。 ただ、やっぱりこれまですでに一部といえ共通投票所実施されてきておりますし、商業施設における共通投票所も2017年から2021年にかけて増えてきてるというデータもあります。来年度本市としては、EBPMももちろんですし、データに基づいた市政運営もちろんやっていくわけですね。そういうことを進めていくには、データをやっぱり取る、データを作る、その作業をしていかないと、その次がないと思います。やはり研究も重要ですけど、モデル実施かもしれません、実証実験かもしれませんけど、合わせて、商業施設等でき共通投票所を設置して、しっかりとデータを集めて分析をして、より市民が投票しやすい環境を作るべきと考えますが、

質問7 副市長の見解を伺います。
大久保副市長 この共通投票所について、先ほど先生、2019年にご発言いただいたというお話がありましたけれども、当時はまだですね、現実的なものとしてなかなか議論が進まない状況にあったかと思います。で、今日的には、通信環境さえ整えば実現に向けて大きく1歩踏み出せる、そういう環境になってきたのかなというふうに考えております。おっしゃいますように、まずは日常の、今まである投票所の環境、それから期日前投票についても、駅近くにあるところについては投票率が上がるというような実績も実際にありますので、そうしたそのデータなども集めまして、より良い投票環境を整えていくということで検討してまいりたいと思います。

はい。ありがとうございました。以上です。

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