つながり、支え合い、楽しむ地域づくり。事例報告会。

2012-01-25 23:55:50 | カテゴリ:活動報告


横浜市の市民局、健康福祉局共催で、「元気な地域づくり活動報告会」が、本日行われました。

少子高齢化社会の中、横浜の地域でも、①地域のつながりの形成、②地域への若い世代の参加、③高齢化する団地での交流、といった課題が認識されて、解決に様々な取組が行われてきました。今回の報告会では、それらの課題に取り組んでいらっしゃる地域の方々が、課題や取組内容をプレゼンして下さいました。

(1) 港南区 野庭及び周辺地区 「地域をあじわい、つながりをつくる講座」

野庭団地での取組は、地区センターを中心として、40歳以上の方々が交流し、つながり、地域での生活、ネットワークを改善しようとする取組です。講座の構成も工夫され、第1回目は友達作りのため料理教室となっています。まず、友達を作る。その上で、地域の歴史散策や祭りへの参加を行い、地域への参加を促すものになっています。

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(2) 港北区 菊名の未来を考える会「笑顔の見えるまちづくり」

菊名の駅前の商店会は、線路を挟んで分断され交流があまりなく、商店会、自治会、周辺住民の情報共有、交流に課題があったといいます。そこで、数名のメンバーが中心となって、商店会や自治会の垣根を越えた活動がはじまりました。具体的には、若い世代が中心となり、子ども達とともに、ハロウィンや七夕、駅コンサートを行いながら、並行してペットボトルキャップの回収によるワクチンの寄付など、環境問題への取組も行われています。

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(3)栄区 公田町団地地区 「お互いさまねっと公田町団地」

公田町団地の取組は、買い物難民への対策としてメディアでも取り上げられてきました。団地内のスーパー・コンビニが撤退し、買い物が不便になってしまったことや、団地の住民が高齢化しつながりが希薄になってきたことへの対策に、NPO法人お互いさまねっとを組織し、青空市やサロン、見守りなどの取組が行われてきました。

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それぞれ団体の方々の課題は、日本中、横浜中で多くの方が抱える課題でもあり、また同じように様々な対策に取り組んでいる方も多くいらっしゃると思います。こうした事例を発信し、共有し合うことは、地域をより良くしていく上で重要です。今日の会場は、先着300名となっていましたが入りは80%くらい。HPでも広報され、過去の事例も資料付きで掲載されています。より多くの方が、地域へ参加でき、協力して課題を解決したり、楽しんだりできるよう、情報の収集と発信を横浜市にも行ってもらいたいですし、私自身も市内外の事例を調査していきたいと思います。

Comments 2

  1. 辻野 長 より:

    にわか「絆」にわか「地域との繋がり」にわか「若者の地域参加」にわか「ボランティア」は今回の震災に限りませんが、全党、マスコミ、街頭インタヴューなどなど
    一過性のものが多いので、シンポジウムや地域の会合で、「絆を確かめ合った・・・
    言云々」といえども、実際は進まないことを胸に於いて進めていただきたい。
    絆、繋がり・・・・と言えば、今度は「プライバシーの侵害」との意見を出す住民たちもいることは、貴君も自明の事と存じます。
    郡山と被災地の「絆」と自由闊達な横浜市、政令指定都市での、言葉の上滑りに
    大きな注意を払いながら晋の「共同体」の構築をねがいます。期待しております。

    • 藤崎浩太郎 より:

      ありがとうございます。
      仰る通り一過性ではなく、持続可能な取組が重要だと考えています。

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