図書館の新設について、副市長との議論から。

2020-01-06 20:34:33 | カテゴリ:活動報告


12月12日(木)に開催された、「こども青少年・教育委員会」において、「第二次横浜市民読書活動推進計画(原案)」についての報告が行われ、質疑を行いました。その質疑の中において、私から副市長に対し、図書館の新設に関する検討を進めるようにと提案をしています。

9月12日(木)に行われた委員会の質疑においても、副市長に図書館の新設を提案し、その際副市長からは「検討すべき課題」という答弁がありました。12月12日の質疑ではその副市長の答弁を踏まえ、早急な検討を求めました。副市長からは「早期に検討できないか、教育委員会の皆様ともご相談してみたい」という答弁がありました。

横浜市の図書館は他の政令指定都市と比較して、一人当たりの蔵書冊数や予算が少なかったり、1区1館としていることで人口比が考慮されておらず、その影響もありアクセス性に課題を抱え、市民の皆様からも増設等のご要望が多い課題です。私はこれまで議会において、図書館の充実、増設について提案し、図書館施策に取り組んできています。

■参考:図書館に関する藤崎浩太郎ブログ

以下の動画は、実際の委員会での質疑の様子です。

以下は、藤崎の質疑部分を文字起こししたものです。
(※議事録ではないので、実際の内容とは若干言い回し等が異なります。)

駅前再開発、公共施設の再編整備等の機会活用について

藤崎 ありがとうございました。原案についてはですね、前回さんざん目標値という話をさせてもらって、いろいろと工夫して目標値を設定していただいてよかったなというふうに思いますし、ぜひですね、目標を達成していただきたいというのと同時に、やはり目標を立てるからこそ見えてくるその達成度合いであったりとか、どういう工夫をするとどういう結果が出るかというのは、目標値があってこそだとも思いますので、達成してもらいたい一方では達成できなかった時にどう検証していくか、達成できた目標も本当にこの目標値がこの計画を推進するうえで、いいものだったかどうかも含めてですね、5か年の運用の後ですね、評価していただけるといいんじゃないかなというふうに要望しておきます。

質問ですけども、副市長に伺いますけど、前回も図書館の新設の話で、今日も縷々質問が出ていて、前回での話私から質問させてもらったときに1区に1館という体制がいいのかどうかということを含めてですね、検討すべき課題という風なご答弁をいただいていました。3か月前の話なんで、そんなに大きな進展があるかどうかってまだないかもしれないなと思いながらも、この間ですね検討すべき課題の状況がなにか進んだものがあるかどうか、教えていただければなと思います。

荒木田副市長 今先生がくしくもおっしゃってくださったように、この3か月の間でたとえば何年後を目安にこういう計画を作っていこうねというところまではまだまだたちいたっておりません。ただこの読書計画をまとめる、あるいはその老朽化してきている図書館をどうするかっていうような議論は、予算などにからめてもしておりますので、図書館の形ですとか、あるいは今図書館と位置づいておりませんけれども地区センターにおける図書コーナーを図書館とどう紐づけていくかそういったようなことも考えていかなければいけないなということで、意見交換を始めているような状況でございます。目処が立ってまいりましたら、またご報告をさせていただきたいと思います。

藤崎 ありがとうございます。手短に話したいなと思っているんですけど、思いが強い政策分野でもあるので。いろいろ取り次ぎサービスの充実等で、非常に重要な取り組みだという風に思っています。一方では図書館機能はおおむね2つ、貸本とレファレンスと言われてきた中で、貸本の充実だけではなくてですね、やはりレファレンスの部分というのはどうしても人と場所が必要となることでもあります。

一方でサードプレイスという話などもありましたが、プレイスというのもやはり場所が必要であったりとか、いかにこの場所というものをどう捉えていくかというのが、今横浜市にとっても、みなさんよく把握されてこられている中にあると思うのですが、大きな課題だという風に思っていて、少し時間がないなという風に思っているのは、やはりその「公共施設の再編整備」というものを財政局のほうで持っていて、主に学校の建て替え事業と周辺の公共施設をどう合体させていくかというのが趣旨ではありますが、もちろんその公共施設の一つとして図書館も含まれるわけですし、一方では先日も前回の委員会で田雑図書館長からも話がありましたが、川崎市の図書館、川崎駅前の図書館なんかの利用が横浜市民が利用しているケースも多いなという話もありましたが、やはり駅から近いかどうかというのが施設の利用の一つのメリットになったりはするわけですよね。

そう考えるとやはり今市内あちこちで、沿線の駅前の再開発という事業が行われてきています。開発されてから50年前後くらい経た中で、電鉄各社であったりとか不動産各社が再編整備をすることで、沿線価値を向上させたりとか、老朽化した施設をリニューアルしたりとかということが行われていて、これは一定の期間が過ぎると終わっていく話でもあるので、やはり駅前で何かをしようとした場合には、そういった再開発計画といかに横浜市が組んでいけるかどうかが問われますし、公共施設の再編整備を進めていくというのは、これは一度立ててしまえば終わるので、いかにこの横浜市中全体でハードの更新がいろんな形で行われるタイミングに入って、すでに終わっているところもありますけど、その中で図書館っていうものの物理的なハードをどう整備していくかというのをある程度早い段階に結論付けていかないと、またこの整備をしようと思っても、土地がない場所がない、お金の問題だけじゃなくて、場所がないということに関しては乗り越えづらいものがありますので、早急にこの結論というものを見出していかないと、アンケートの中にも分館であったりとか、いろんな提案もありましたが、横浜市としてこのハードの整備に乗り出せる期間、チャンスを機会を失ってしまわないかということも危惧しています。そういう意味では、今いろんな相談をされているというお答えがあったのですが、一定程度来年度なのか、目安をつけて検討していくことというのが急がれる課題じゃないかと思うのですが、副市長の見解を伺います。

荒木田副市長 もちろん図書館もそうなのですが、横浜は他にもいろいろ足りない機能がございます。そういったものを例えば今ご指摘の、学校の建て替えの時にどうするのか、それから再開発、これから大きなものも動いていきます。その時どうするのかというような、現状ではやはりそこまでいきついてないというのが現状だという認識をしております。今ご指摘もありましたので、早期に検討できないか、教育委員会の皆様ともご相談してみたいと思います。

藤崎 ありがとうございます。ぜひ早めによろしくお願いしますというところと、まあ本当にその、付け足しなので感想を蛇足にならないようにしないとと思うんですけれども。いろんな施設、市民活動支援センターなのか、青少年支援拠点なのか、子育て支援拠点なのか、いろんなものがあります。一部の地域では子育て支援拠点もサテライトという形で、2館目というか2館という形は表現上はされないけど、分館みたいなものが出来ていたりとか、やはり考え方によって、横浜市も1区1館だけではなくて2館というものを人口バランスの場合に応じてですね、できてる事例も出てきてますので、1区1館って本当に多いので、これがいいのかどうかというのは、大きな課題として図書館含めてですね、議論していただくことが重要かなというふうに思いますので要望して終わります。以上です。

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