2020年12月15日、横浜市会令和2年第4回定例会の「政策・総務・財政委員会」が開催されました。政策局の補正予算では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、雇止め等に起因した経済不安や生活不安を抱える女性が増加していることへの対策として、男女共同参画センターの「女性としごと 応援デスク」の機能拡充のための予算が計上されました。電話相談窓口を設置するための600万円の予算となっています。
電話相談窓口が設置されることで相談しやすい環境が整備されることは、不安や課題を抱える方にとって望ましいことです。一方で、今回の審査の質疑では、電話だけではなく、LINEやチャットツールを活用しての相談窓口の充実も必要ではないかと提案しています。今年の3月にはコロナ禍における児童虐待対策としてLINEでの相談窓口設置を要望し、7月から運用が始まりました。政策局ではデートDVの電話相談が、年代が下がるほど、若年層になるほど利用されていないことが明らかになり、これまでもSNSの活用を求めてきましたし、LINEの活用が試行されようとしています。今回の「女性としごと 応援デスク」の機能拡充はコロナ関連の対策ということもあり、様々な年代の方のご相談が想定されますし、その中には電話の利用に慣れていない若年層の相談も想定されます。誰でも相談しやすい、相談できる環境を整えてほしいと思います。
以下、藤崎浩太郎の質疑部分を抜粋した中継動画と、その文字起こしです。
(※議事録ではないので、実際の内容とは若干言い回し等が異なります。)
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藤崎 電話相談のところで、先程荒木委員からも相談時間の話とかもありましたし、副市長からもLINEの話ありましたけど、どういった相談をする人がどういった形でご相談できるかっていろんな状況あると思うんですけど、本当に電話だけでいいのかっていうのもご検討いただきたいなと思っています。で、館まで行って会って、よりは行かずに電話で話すだけってのは楽でいいんですけど、やっぱり話す、何をどう相談していいかわからない、どこに相談していいかわからない、っていうのと、何をどう相談していいかわからないと電話のかけようがないって人もいらっしゃるんじゃないかなとか、そもそも話をして相談するのが苦手だとか、いう人もやっぱりいるだろうし、最近本市としてもLINEに力を入れたりしてきた背景には、やはり若年層が電話相談につながっていないという課題もこれまで生じてきた中で、やはり今回そのコロナ禍で職の問題を抱える人たちの年代というのも様々あると思いますが、電話に慣れてない世代にしっかりと相談してもらうには、そのテキストでの相談方法というのも必要じゃないかというふうに感じています。
それがLINEなのか、よく企業とかだとチャットホームがポップアップであがってきて、何か買い物にお困りじゃないですかとかねとかよくチャットツールが出てきたりしますけど、そういうウェブのブラウザ上でのチャットなのかLINEなのか、手段はまあいろいろあるかなと思いますけど、そういうテキストベースで相談を受けられる部分を、メール相談なのかもしれないですけど、リアルタイムでね、1個1個ちゃんと確認するにはチャット系がいいと思うんですけど、そういった部分もご検討いただいたほうがいいんじゃないかと思うんですが、局長に何か見解があれば教えてください。
伊地知局長 これまでの経験で言いますと、今その相談をしてくださっている方々というのは、やっぱり主に40代、50代の方々、よく言われるですね、就職氷河期の人たちがかなり多くなっています。先生がおっしゃっていただいたようにですね、例えばDV相談のように少し若年層が電話をしてこないということに関しては、本当にLINEとかでですね、相談のできる体制を作っていかなきゃいけないというのはおっしゃる通りだと思っていますし、今年度から試行的にそれは進めていきたいというふうに思っているところです。とりあえずその今の状況で対応するという意味においては、電話が一番いいかなというふうには思っていますが、状況を捉えながら、先生がおっしゃったように、例えばメールで相談しようと思うとですね、自分の思っていることを整理しなければいけなくなると、その整理するってこと自体が相談の一つの手前の段階でですね、非常にいい効果があるというのは私もそういうふうに思っています。先ほども申しましたように、電話はですね、非常にあの、何を相談していいかわからないという状態で電話をされてくるんですが、その話している中で整理がされてきたり、あなたこうですよねということで、それが解決に結びついたりということで、慣れない中でもですね、この40代の方々、あるいは30代40代の方々にとっては、今は有効なのかなというふうに思っていますけれども、先生がおっしゃっていただいたように、いろんなその手段というものもありますので、その時々の相談のその相手であったりとかですね、そういうものに応じて、そのツールというのをしっかりと考えていかなきゃいけないというふうに思っています。
藤崎 よろしくお願いします。以上です。
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