本日、6月1日に決定された横浜市内の放射線測定、第1回目が行われました。まず各区1小学校で、一斉に測定。私は青葉区の、みたけ台小学校の測定に立ち合いました。
今回の測定は、小学校では50cmの高さで、5か所、各5回行われました。横浜市のHPにおける公表方法は、「①各測定場所の数値の内、最大値と最小値を外した3つの数値の平均値を出して、②5つの平均値の内、最大と最小の値を公表する」ということになっています。
下記に、本日の測定結果を表記しました。
<みたけ台小学校 2011年6月13日 放射線測定結果>
場所 | 1回目 | 2 | 3 | 4 | 5 | 平均 |
校舎付近 | 0.10µSv/h | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 |
砂場 | 0.02 | 0.11 | 0.14 | 0.14 | 0.14 | 0.14 |
鉄棒付近 | 0.12 | 0.07 | 0.10 | 0.10 | 0.14 | 0.12 |
プレハブ付近 | 0.11 | 0.10 | 0.11 | 0.12 | 0.12 | 0.12 |
校庭中央 | 0.12 | 0.12 | 0.11 | 0.11 | 0.09 | 0.12 |
(小数点第3位以下は四捨五入)
今回横浜市の測定目標は、文科省が示している目安、年間1mSv/h以下となっています。計算としては、0.59µSv/h×8時間×210日=0.991mSv/hとなります。本日の測定でもし、「0.59µSv/h」が測定された場合は、放射線対策部が対応にあたることになっていました。本日の測定では目標値を超えることはありませんでした。
市としては各区6か所測定を行う予定ですので、今後5か所測定が行われ、市のHPで公表されます。
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Comments 20
どうしてそのような計算式になるのでしょうか。学校に通っている時間以外子供たちは全く放射線にさらされていないとでもいうのでしょうか。0.114×24時間×365日=998.64マイクロシーベルトになります。校舎付近以外の数値は年間で1ミリ超えますよね。
仰るとおりですよね。
今回の測定では、屋外での数値しか測定されません。
残り5回の測定や、給食食材の測定など、
今月対応が行われていきますので、
内容確認しながら問題点を把握して、
横浜市の今後の対応を質していきます。
こんにちは。早速始まったんですね。
さとうさんの意見に付け加えて、内部被曝のことも考えていただけるとありがたいです。
家の中のほうが多少は落ちると思われますが、空間線量だけで年間1ミリシーベルトに近づいていますよね。
これに食べ物や飲み物、呼吸で体内に入れる分...合わせたら間違いなく超えてしまうと思うのですが。
どうなんでしょうか。
小学校の給食に関しては、あと少しで測定する業者と契約を結べる状況にあるそうです。
給食食材は前日納品なので、前日中に測定結果を出して、
給食になる前に数値を確認するということでした。
安全な食事を子どもに提供したいですね。
私立の幼稚園でも放射線量の測定をして欲しいです。
横浜市には私立の幼稚園しかないのですから。
毎日砂場で泥んこになって帰ってくるこどもが心配です。
幼稚園独自で測定するのは難しいので、早急に対策を講じるよう
働きかけをお願いします!
川崎市ができているので、横浜市もできるはずです。
働きかけを行っていきます。
残念ながら予想していた数値ですね。放射線量は場所でかなり違いがあり、まずは各区の小学校全てのデータをとるべきと思います。放射線の影響をうけやすい小学生にもっと配慮すべきだと思います。今や素人でもわかることですが、みたけ台の数値だけで、周辺小学校の数値は計り知れるものではありません。一刻も早く全ての小学校の測定を、して下さる様働きかけてください。よろしくお願いします。
仰るとおりですね。
測定個所を増やして、各所の数値を把握すること。
そして、継続的に測定を行って推移を把握することが重要だと思います。
藤崎様、お立ち会いご苦労様でした。まず、第一歩というところですね。しかし、これが「ほら、計測したら安全だったでしょ?」という材料にされることを危惧しています。これは、外部被ばくのみで、内部被ばくも含めたら、一般解釈で最低でも2倍ということになります。「○○シーベルト以下は安全」というのには、どれも根拠が稚拙すぎます。事故前の数値に戻ってこそ、はじめて「問題がなくなった」と言えるのではないでしょうか?宜しくお願い致します!
すみません!もう一つ、うちの子も青葉区内の保育園に行っているのですが、園は放射能に関しては、全く無頓着。特に給食の食材に関して申し上げたところ「お弁当にしますか?」とあっさり切り替えされてしまったぐらいです。保育園には、共働きだから子どもを預けているのに、そんな対応なんです。是非、保育園も宜しくお願い致します!!!
保育園は現状では2か所測定予定です。
こちらからご覧になれますが、
http://www.city.yokohama.jp/me/kodomo/unei/sokutei.html
青葉区だと荏田北保育園と青葉保育園の予定です。
しかしながら、これまでもちょこちょこ書きましたが、
測定個所がまだまだ少ないですよね。
もっと測定個所、頻度が増えるよう働きかけます。
被ばくの総量の計算式の例として食べ物、水、呼吸からの分を考慮するために、空間線量に4をかけるというひとつの目安があります。空間線量0.1μSV/H程度で年間で約4ミリの被ばくです。こどもはさらにリスク係数あります。従来の法定1ミリ基準をはるかに超える状況です。被ばくは足し算してください!内部と外部を分けて考えて、個別に問題ない、という市の考え、今すぐやめていただきたいです。
年間被曝限度量の1ミリシーベルト以下は、学校にいる時間のみなのですか?では、それ意外の生活全てを含めた子供たちの年間被曝限度量は何魅力シーベルトでしょうか?教えて頂けると助かります。
計測作業とても感謝しています。
ですが正しい知識を持っておられた方がいいと思います。
事故以前の基準と現在の違いをはっきりと説明していただきたいです。
自然放射線被ばく(原発からの放射線ではない)は3分の2が内部被ばくで、空間線量からの外部被ばくは3分の1です。
人工放射線量(原発からの放射線)も同じように計算していますでしょうか?
基本的に1時間あたり0.11マイクロシーベルト以上の地域は法律的に違法状態にあります。
更に現在の暫定基準値により、食品からの内部被ばくもあるので大人も含め子供も注意する必要があると思います。
測定、ありがとうございました。他の方も仰られてましたが、まず第一歩ですね。
今後へのお願いですが、測定箇所を空間に加えて、土壌、雨水のたまる場所、草のあたり、プール(飲む可能性が高いため、内部被爆を考慮して)など、線量が高いと予測される個所の測定を入れて下さるようお願いします。
危険個所をなるべく児童が避けるための測定だと理解していますので、そうしなければせっかく測定する意味が半減してしまうのではないでしょうか。
とくに、プールシーズンを迎えて、早急の対応をお願いしたいと思います。
測定、ありがとうございました。
少しづつ青葉区でも科学的に現状がわかるデータが出てきて良かったです。
風評かそうでないのか、一般市民には判断できませんからね。
さて、私もお願いです。栄区の保育園の砂場では、もう砂の下方に染み込んでいたという報告がありました。(園庭の表面土の除去もなさった保育園です。)
砂場の計測には地面の下10cm , 20 cm ,30cm などの計測を追加していただきたいです。
小さい子どもは砂まみれになって遊びますし、口に入れたりもします。
また、プルトニュウムなどの違う種類の放射線は、簡易型の計測器では測定できないので
ぜひ、公的機関で測定・公表をお願いいたします。
正しく現状を把握したいのです。
よろしくお願いいたします。
藤崎様
測定ご苦労様です。最初にコメントされていた方と同じ疑問を抱きました。何故1日8時間で210日?家の中も換気や窓を開けたりで放射能数値は外とあまり変わらないと思います。今回計測された測定器はα線(プルトニウム)は計れますか?精度はいかほどでしょうか?
もうじき高感度の測定器を入手するので(α線も感知)同小学校も再計測したい心情です。我が家の子供も毎日幼稚園で泥まみれです。園の危機管理意識の低さを嘆き、正直休園か移住まで考えております。子供達の数年先に取り返しのつかない事態が起きぬよう“今すぐ”に動く事が大事だと思いませんか?3か月経ってようやく測定ではあまりに遅くはありませんか?
こちらに寄せられる皆さんの心情を真摯に受け止めて目に見える形で実行に移して頂きたいと思います。
申し忘れましたが、幼児は幼稚園や保育園で毎日直接砂場で泥に触れているので高さ50cmの測定のみならず、地面や砂場そのもの(0cm)の測定も是非ともよろしくお願いします!!舞い上がる砂埃を毎日吸って泥んこ遊びをしている園児達の被曝量は相当なはずです。子は未来の宝です。どうぞよろしくお願い申し上げます!!
測定ももちろん必要とは思います。しかし、食の確実な安全を確保できない今、体内被曝を確実に回避することは困難です。基準値以下だから大丈夫で納得する親はいないと思います。事故以前の状態、もしくは西日本と同じ状態に戻して市民の安心・安全を確保することが最終的な目標であるべきですよね。今の状況は、とりあえず学校・公園は基準値以下だからとのちの責任のがれのためのパフォーマンスにしか思えません。今これほど深刻な状況の時にきちんとやらなければいつやるのか。
確実に土壌入れ替えや汚染除去をしていただき100パーセント安心して暮らせるようにしていただきたいのが子をもつ親の当然の願いであります。
どうかどうか、子ども達をお守りください。
みんなの党としては、7月26日に市長に要望書を提出しました。
この要望書の主眼は子どもの安全を守ることです。
現在の形式的な対策ではなくて、食の安全ほ確保や、除染も訴えています。
残念ながら横浜市の対応は遅すぎる上に、不十分です。
これからも対応を求めていきます。